膝靭帯損傷|八木整形外科クリニック|宮崎台駅の整形外科・リハビリテーション科

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膝靭帯損傷

膝靭帯損傷|八木整形外科クリニック|宮崎台駅の整形外科・リハビリテーション科

膝靭帯損傷とは

膝には、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の4つの主要な靭帯があり、安定性を図っています。スポーツ外傷、転倒などの外傷、事故による外傷などにて、これらの靭帯が損傷したものを膝靭帯損傷と言います。

 

膝靭帯損傷の症状

急性期(受傷後3週間くらい)には膝の痛みと可動域制限がみられます。しばらくして腫れ(関節内血種)が目立ってくることもあります。急性期を過ぎると痛み、腫れ、可動域制限はいずれも軽快していきます。この頃になると損傷部位によっては膝の不安定感が徐々に目立ってくることがあります。

不安定感があるままに放置しておくと、新たに半月板損傷や軟骨損傷などを生じ、慢性的な痛みや腫れ(水腫)が出現することもあります。

 

 膝靭帯損傷の原因

スポーツや交通事故などで大きな力が膝に加わったときに、その外力の方向に応じて種々の靭帯損傷を生じます。

一般に外板強制により内側側副靭帯が、内反強制にて外側側副靭帯が損傷し、また脛骨上端の前内方に向かう外力で前十字靭帯が、後方への外力で後十字靭帯が損傷します。

最も頻度が高いのは内側側副靭帯損傷です。

 

 膝靭帯損傷の検査・診断

診察では膝関節に徒手的にストレスを加えて、緩みの程度を健側と比較します。緩みの程度を数値で評価できる専用の機器もあり、これを用いると診断の精度が高まります。

画像診断ではMRIが有用です。X線(レントゲン)写真では靭帯は写りませんが、MRIでははっきりと描出できます。半月板損傷などの合併症の有無も同時に評価できます。

 

 膝靭帯損傷の治療

治療には保存療法と手術療法があります。

膝動揺性抑制装具(サポーター)を装着して、早期から痛みの無い範囲で可動域訓練を行い、筋力低下を最小限にとどめるようにします。

内側側副靭帯損傷は多くの場合で保存的に治癒しますが、前十字靭帯損傷では保存的に治癒する可能性は低く、手術を選択することが多くなります。後十字靭帯損傷の場合は、多少の不安定性が残ってもスポーツ活動に支障をきたさないことが多いので、まずは保存療法を試みるようにします。