外反母趾|八木整形外科クリニック|宮崎台駅の整形外科・リハビリテーション科

〒216-0032 神奈川県川崎市宮前区神木2-2-1
宮崎台メディカルプラザ B棟1F
044-862-8626
WEB予約 オンライン診療 お役立ち動画
ヘッダー画像

外反母趾

外反母趾|八木整形外科クリニック|宮崎台駅の整形外科・リハビリテーション科

外反母趾

外反母趾

外反母趾では、特徴的な症状は足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。

外反母趾の症状

特徴的な症状は足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。その突出部が靴に当たって炎症を起こして、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。

靴の歴史の長い欧米人に多い病気でしたが、最近は日本でも急速に増えています。

 

外反母趾の原因

外反母趾の一番の原因は靴を履くことで、幅の狭いつま先が細くなった靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫されて変形します。ヒールの高い靴はつけ根にかかる力が増えてさらに変形を強くします。

10歳代に起こるものは母指が人差し指より長かったり、生まれつき偏平足ぎみであったりする外反母趾になりやすい特徴があります。最も多い中年期のものは履物に加えて、肥満と筋力低下などによっておこります。

健常な足には縦のアーチだけでなく横のアーチがあります。外反母趾ではこれらのアーチが崩れて偏平足になると、中ほどにある母指の中足骨が扇状に内側に開き、それから先の指は逆に靴で外側に圧迫されておこります。

 

外反母趾の検査・診断

変形は見た目に明らかで、痛みの程度が問題になり、母指の飛び出しを指で押すと痛む、靴を履いたときに痛む、靴を脱いでも痛むなどに分けられます。

靴を脱いでも常時痛むようになると手術が必要になります。

 

外反母趾の治療

 保存的治療

  • 母指のつけ根はフィットして先はゆったりとした履物を選びます。
  • 足の指のすべてを開く(グ、チョキ、パー)ような、外反母趾体操を毎日行います。
  • 両足の母指に輪ゴムをかけて足先を開く体操を行います。
  • 母指と人差指の間に装具をはめます。

 手術治療

 変形が進むと指についている筋肉も変形を助長するように働き、体操や装具ではもとに戻りにくくなります。痛みが強く、靴を履いての歩行がつらくなると手術をします。

外反母趾の手術法にはいろいろありますが、最も一般的なのは中足骨を骨切りして矯正する方法で、変形の進行の程度により方法を選んで行っています。手術は腰椎麻酔か局所麻酔下に1時間以内で、翌日から歩行が可能です。従来の靴が履けるようになるのには2ヵ月間ほどかかります。